除鉄用電磁石・大型電磁石

ARC-8BB　（PEM-80BC用） ＜屋内型電源盤型式＞ １）型式：ARC-8BB 3相200V-2.1KW　質量：130kg ２）型式：ARC-10BB 3相200V-3.1KW　質量：180kg

電磁石寸法図 ベルトコンベアー設置方向

電磁石・リフティングマグネット・電磁石用制御盤などの修理について

＜電磁石関連機器の修理点検について＞
搬送用リフティングマグネット・ベルコン用吊下げ電磁石・磁石機器制御盤は長年使っていると色々な箇所が劣化してきますので定期的に点検が必要となります。
先ず正常に吸着や切り離しが出来ない場合は以下の項目を点検して下さい。
＜検査内容＞
● マグネットの抵抗値：正常抵抗値（Ω）が小さい場合はコイル間の絶縁が悪くなり隣の線と繋がってしまっています。この状態はコイル間のレアショートです
補足説明：コイル抵抗は温度によって変化します（温度が高いと抵抗値は大きい）
参考計算値：一般的な銅線は基準の温度で計測したΩ（抵抗値）のものが１℃上昇するごとに常温測定抵抗値（Ω）×1/２５０×上昇した温度（℃）＝温度上昇時の抵抗値（Ω）
例題：仮に測定した電磁石が１０Ω（２０℃での測定）で通電し発熱して５０℃になった時
１０（Ω）＋１０（Ω）÷２５０（定数）×３０（℃）＝１１．２（Ω）となります。
したがって温度上昇３０度で１１％の抵抗値が上昇します。
又、気温が０℃まで低下すると１０（Ω）→９．２（Ω）まで小さくなり電流値が増えます。
● コイルとケースとの絶縁抵抗
マグネットの給電線と外部ケースとの絶縁抵抗ですが２００V/５００Ｖ/１０００Ｖなどの電圧をかけて測定して１０ＭΩ以上（２００Ｖの場合）の値でないとコイルとケース間の絶縁材料が劣化しています
この値が１０ＭΩ以下だと外部に電気が漏れて危険な状態ですので、専門家に点検を依頼して下さい。
● マグネットに正常に通電されない・うまくＯＮ－ＯＦＦできない
などの症状の場合制御盤関係の部品が劣化しています。
この場合も専門家に点検を依頼して下さい。
弊社ではさまざまな電磁石のトラブルに対応していますので、お気軽に相談して下さい。